歯周病という名前は一般的にもかなり広く浸透してきています。
そして同じ意味で理解されている歯槽膿漏というちょっと古い言葉があります。
実は歯周病と歯槽膿漏は厳密にいうと同じ意味ではありません。
歯周病でも歯肉と歯とのすき間から膿みがでるほど重度になったものが歯槽膿漏といわれていました。
歯槽膿漏はいってみれば昔は不治の病で、抜けるのはしかたのないことと思われていました。
現在では初期から中等度の歯周炎ならきちんと治療をうけて定期的なメンテナンスにきていただければ抜かなくてもすむ病気です。
歯肉から血が出る程度の歯肉炎ならきちんとしたプラークコントロールだけで治ってしまうこともあります。