歯内治療

歯内治療とは、虫歯が歯の神経にまで到達してしまい、神経をとらなければならない場合や、すでに神経を取った歯の根の先が膿んでしまった場合に行う、歯の根の治療(根管治療)のことを指します。

歯内治療の処置について

歯の神経が炎症を起こし除去した場合、あるいはすでに神経を除去した歯の根が化膿した場合、充分に消毒し神経があった部分を緊密に充填し、 その後かぶせ物(歯)を作ります。この処置が不十分であるといくらいい歯をかぶせても長持ちしません。
当院では抜歯しなければいけない可能性が高い歯も、歯内治療を充分に行い抜歯せずに済むように努力します。

歯内治療の処置について

虫歯を削った後、歯髄を除去し、根管内を隅々まできれいにしなくてはなりません。

治療前→虫歯を除去→根管内を清掃→充墳材を充墳

ラバーダムを使用した処置の様子


歯内治療例

症例 1

咬んだとき違和感があり、歯の動揺も大きく、レントゲン写真を撮影してみると、根の先に大きな膿の袋(根尖病巣)ができていました。
抜歯の可能性が高いと思われるほど大きな病巣でしたが、数ヶ月消毒し病巣は消失しました。

症例 2

不十分な根の治療のため、大きな病巣ができ歯肉も大きく腫れている。十分な消毒と、根の先を切除し掻把することで病巣は縮小した。

症例 3

数か月の根管消毒で病巣は縮小しました。

大きな根尖病巣 (膿の袋あり) → 治療後8ヶ月 → 病巣の影が薄くなっている。(治癒に向かっている)

症例 4

保存不可能な歯を抜歯し、ブリッジの土台となる歯の根管治療し、病巣消失。

根尖病巣あり → 治療後 → 病巣縮小


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